Debut!(デビュー)2024

後輩たちへの応援メッセージ

樋口 翔太(ひぐち しょうた)

好きなことをやり続けることで道は開ける

株式会社Closer 代表取締役樋口ひぐち 翔太しょうたさん

1997年生まれ、上越市出身。長岡工業高等専門学校卒、筑波大学大学院博士後期課程在学。2017年RoboCup世界大会優勝、Asia-Pacific大会優勝を果たす。高専機構理事長特別表彰を2度受賞したほか、孫正義育英財団の3期生認定、IPA未踏アドバンスド事業採択など。2021年11月に株式会社Closerを創業し、自動化が進んでいない食品産業をはじめとする業界へのロボット導入を進める。

    • Q.学生で起業にいたった経緯は

      A.長岡高専在学中に、ロボットの開発費を得るために行ったアルバイトや野菜収穫ロボットの研究で農家さんへ訪問した際に、大変な繰り返し作業や重労働、人手不足の社会課題に直面しました。「これらの社会課題を自分の得意なロボット技術で解決できないか」と考え、個人的なプロジェクトからスタート。スタートアップと関わる機会や起業する人が周囲にいる環境の中で、「自分もやってみたい」と思い起業しました。また、小学生の頃から、0から1を作ることやロボットを作ることが好きだったことも強く影響しています。
    • Q.地元について、自社の取り組みが貢献できる部分はどんなところですか

      A.ロボットで人手不足を解決することだと思います。例えば、コンビニやスーパーで販売されているそばの製造工程。1人分の仕事をロボットで置き換え24時間稼働させると、3人分の人手不足を解決できます。まずは自社のロボットを知ってもらい、故郷である上越地域の企業とも仕事ができると嬉しいです。
    • Q.地域の後輩たちにメッセージをお願いします

      A.「好きなことをやり続ける」。
       中学時代は陸上もしていたので、得意な陸上で高校へ推薦入学するか、好きなロボット開発を学ぶために高専へ進学するか考えていました。このとき選択した「好きなこと」が、今の仕事につながっています。「好きなことをやり続ける」ことで自然と自分の夢や将来の姿が見えてくると思います。
樋口 翔太(ひぐち しょうた)さん

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