Debut!(デビュー)2024

後輩たちへの応援メッセージ

古野 慧(ふるの さとし)

深く考え、多様なアプローチ方法で挑戦を

プロスキーヤー古野ふるの さとしさん

1999年6月11日生まれ。新潟県長岡市出身。上越教育大学附属中学校、関根学園高等学校、慶應義塾大学 法学部政治学科卒業。小学1年から夏はBMX、冬はアルペンスキーに取り組む。BMXでは世界選手権入賞、アルペンスキーではインターハイ入賞を果たす。小学4年の時にスキークロスに出会い高校1年から海外レースに参戦し、翌年からナショナルチーム入り。2021年、世界選手権に出場。2022年の北京オリンピック日本代表。USENNEXT GROUP スキークラブ所属。

    • Q.現在の競技生活の状況と今後の目標をお聞かせください

      A.現在は、年間約15戦あるワールドカップを主戦場に活動しており、2026年のミラノコルチナ五輪でのメダル獲得を一番の大きな目標としています。夏の間は日本でフィジカルトレーニングを行い、9月~3月はヨーロッパを中心に各地に遠征に行く生活を送っています。2026年の五輪の選考は来季より始まるので、来季までに着実にランキングを上げることが必要となってきます。今季はワールドカップにおいて表彰台に乗ることを目標にしています。
    • Q.中学、高校と学生時代を過ごした上越への思いや好きなところは?

      A.中学、高校時代には、夏はBMX、冬はアルペンスキーに取り組み、二つの競技環境が整った上越での生活は毎日本当に充実した日々でした。スキークロスという競技は、BMXとアルペンスキーを足して2で割ったような競技です。中学、高校時代にその2競技を良い環境で取り組めたことが現在の競技生活に活きていると強く感じています。
       上越市には山も海もあり、豊かな自然が大好きです。一年中自然を活かした遊び(スポーツ)ができることが大きな魅力だと思っています。
    • 古野 慧(ふるの さとし)さん
    • Q.後輩たちに激励のメッセージをお願いします

      A.このメッセージを読んで下さっている方々の中には、今現在目標に向かって挑戦している人、これから挑戦しようとしている人、また何をすべきか分からずに迷っている方もいるかと思います。状況は様々ですが、何かに挑戦する際に私が心がけてきたことをお伝えしたいと思います。それは「深く深く考える」ということです。
       私が取り組んできたスポーツはいずれもマイナースポーツでした。自ら練習環境を整え、トレーニング方法を考え抜き、分析し、競技に取り組んできました。一つの課題に対して解決策を考える際、問題を解決した後も新たな問題が発生することがほとんどです。そのような状況において、深く考え、多様なアプローチで問題に取り組むことが重要だと考えています。
       何をすべきか分からない時も、深く深く考えることで新しい視点が見つかることもあるかもしれません。私も2026年の五輪でメダルを獲得するという目標に向け、どのようにすれば達成できるかを深く深く考えながら挑戦しています。これからの人生で多くの人にこのことを結果、行動で伝えていきたいと思っていますし、このメッセージが誰かの挑戦の一助になればとても嬉しく思います。
古野 慧(ふるの さとし)さん

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