チャンスを見逃さず 休みながらも努力を
坂詰姫野（サカツメ ヒメノ）さん
プロテニスプレイヤー
2001年8月3日生まれ。上越市黒井出身。さかつめ菓子本店の三女として生まれる。
小学１年からファーストテニスアカデミーでテニスを始め、全国選抜ジュニアテニス選手権大会を優勝するなど頭角を現す。
2018年には本県女子選手として初めて全日本ジュニア選手権を制覇した。2019年プロ転向。2022年10月、全日本テニス選手権97thで優勝を果たした。新潟県勢としても初の快挙。橋本総業ホールディングス所属
-
Q.テニス日本一を決める「全日本テニス選手権97th」初優勝おめでとうございます。優勝の感想と、今後の意気込みをお聞かせください。
A. 国内で一番大きな大会で優勝することができ、すごく嬉しいです。プロである以上取りたかったタイトルの１つでした。今後は国外の試合をメインにして世界ランキングを上げ、まずはグランドスラムの予選出場、そしてグランドスラム優勝を目指し、一歩ずつ前進できるよう日々努力していきます。Q. 生まれ育った上越への思いは
A.冬場は外で練習できませんが、体育館でトレーニングをしたり、小さい頃からやっていたスキーを通じて下半身が鍛えられたりと、冬の積み重ねが自分の武器であるフットワークにつながっています。 大きな怪我もなく、テニスを続けていられるのは、自然豊かで美味しいお米や食材のある新潟で育ったからこそです。新潟で生まれ育ったことを 誇りに思います。Q.後輩たちに激励のメッセージをお願いします
A.今現在、夢がある人もない人も、何においても上手く息抜きをすることが大切だと思っています。頑張れば必ず結果がついてくるとも思いません。だからこそ、ただ頑張り続けるだけでなく、時々休み、上手くいかない時には何かを変えて、そこからまた努力していけば良いと思います。チャンスは平等に巡ってくる。そのチャンスを見逃さないために、休みながらも努力を続けることが大切です。 私の夢はまだ叶っていませんが、一歩ずつ確実に夢に近づいていると思っています。この文章をみた誰かの背中を少しでも押せるように、今後も一つずつ小さな目標を叶え続け、チャンスを掴み続け、その先に大きな夢が叶うと信じて、これからも夢を追いかけ続けます。そして上越の地から、夢を叶えられる人が少しでも増えたら良いなと願っています。
