上越市清里区で、水稲を中心に多分野の1次産業に従事する㈲グリーンファーム清里の若き農業経営者の皆さんに
地域で働く魅力、後輩たちへのメッセージをインタビューしました。4人は10代・20代から就農し、現在は同社を
取締役としてけん引する中心メンバーとして、約160㌶(東京ドーム33個分)の広大なほ場でお米作りをしています。
常務取締役 保坂 亮介さん(上越市清里区出身)
取締役 篠原 航也さん(上越市清里区出身)
取締役 柳 淳司さん(上越市清里区出身)
取締役 小林 竜太さん(上越市板倉区出身)
A.きっかけは高校時代のアルバイト経験や年間の作業体系への魅力、地域農業を活性化させたいという熱い気持ち、片や自宅からの距離など、各種各様ですが、皆さんに共通しているのが世代の近い仲間がいて、楽しく仕事ができたから。会社一丸となって仕事に取り組めることは魅力だと話します。
また、できる仕事や技術が増え、成長や成果を感じるだけでなく、今では経営者の視点からそれら様々な要因が経営にどのように結び付くのかを考えることがモチベーションに繋がっています。
山間部の米作りは、ほ場も小さく、水の管理や除草作業など、平地に比べて労力も多く、後継者不足から耕作放棄地も多いのが現状です。清里区も状況は同じで、困っている個人農家、法人も多く、地域全体の農業を守り、信頼され必要とされている企業であると実感できることも地元企業で働く魅力の一つです。
A. 高校卒業を控え、進路を考えるうえで「自分が何をしたいのか?」、「適職は何だろう?」と悩んだり、はっきりした答えを得られないのが一般的です。自分の好きなこと、得意なことを仕事に繋げていけることがベストだと思いますが、職業を選ぶきっかけはそれほど重要だとは思いません。
大切なことは自分の意思で職業を選ぶこと、そしてその意思に責任を持つこと。どの仕事に就いても自分で目標を立て、少しずつでも達成していくことが仕事への楽しさややりがいに繋がります。
その過程の中で、何でも話し合い、苦労も分かち合える仲間が見つかればそれに勝るものはありません。「悩み、つまづくことも若者の特権」だと前向きに考え、それぞれの進路へ進んでいってください。応援しています!