企業情報誌「Debut!」の配布エリア、上越市、妙高市、糸魚川市の各市長から高校生の皆さんへメッセージをいただきました。夢や挑戦を応援し、地域企業での活躍を願っています。
下の写真は、上越タイムス社が行った「第1回 上越地域 紙面上写真コンテスト」〜私の好きな上越地域の風景〜に入賞した作品の中から上越・妙高・糸魚川市を映したものです。それぞれに魅力のある地域性が表現された写真です。
撮影場所:高田城址公園(上越市)
撮 影:青木弘市さん
撮影場所:松山貯水池(妙高市)
撮 影:池田弘さん
撮影場所:弁天岩(糸魚川市)
撮 影:武本花奈美さん
上越市長
中川幹太
皆さんは、充実した高校生活を送る一方で、将来の自分のありたい姿を思い描き、輝かしい未来に向けてどう歩んでいくか、思いを巡らせていることと思います。
「上越では働くところが見つからない」という声を聞きますが、実際はすべての業種で人材が不足しており、人材の取り合いになっています。企業においても人材育成に力を入れているところが多く、若い世代の活躍に大きな期待を寄せています。
上越地域には、化学工業や電子部品工業などの分野や独自の技術で世界的なシェアを有する企業がいくつもあるほか、市内では、首都圏等のIT関連企業のサテライトオフィスが増えています。また、わたしたちの日々の豊かな暮らしを支えているのは、日常生活に欠かせない食、健康、福祉、インフラ整備などを担う様々な企業等の存在です。上越市が将来に向けて発展していくためには、皆さんのような若い力が必要です。
「縁」あって生まれ育った、この地域の素晴らしい企業を知ってもらい、大学、専門学校などに進学されたとしてもその先の就職を考える場面で、ふるさとの企業での就職を考えていただければと思っています。
高校生の皆さん、常識や固定概念に縛られず、大きな夢を抱いて、やりたいことに突き進んでください。市では、チャレンジする人を応援したいと考えていますので、ふるさとで皆さんの持てる力を存分に発揮してほしいと願っています。
妙高市長
城戸陽二
日本百名山の「妙高山」や「火打山」をはじめとする山々の裾野に広がる妙高市は、妙高戸隠連山国立公園に属し、四季折々の変化に富んだ自然豊かな地域です。
農業や電子部品・化学工業製品等が主産業であるほか、県内有数の雪深い地域でもあり、良質なパウダースノーを楽しめる9つのスキー場や「七五三の湯」と呼ばれる多様な効能を持つ7つの温泉郷など観光産業も盛んです。
また、近年ではワーケーションにも力を入れており、自然豊かな妙高のリゾート地にはテレワーク環境が整ったスポットが多数あります。仕事に打ち込みながら休暇もしっかり満喫できることから、ここ数年で移住される方も増えてきています。
未来ある皆さんへ、自分の限界を感じることなく、様々なチャレンジをしてください。大きな壁を乗り越えてこそ、幸せがあります。そして、ぜひ皆さんには地元企業の良さをもっと知ってもらい、将来、地元で働くことを選択肢の一つとしていただければと思います。ともに地域のために汗を流し、地域を盛り上げていく大きな存在になっていただきたいと心から願っています。
糸魚川市長
米田徹
当市の人口は、少子高齢化や人口減少により、20年後は今より1万人以上減少し、3万人を割り込むと予想されています。これは、当市に限ったことではありませんが、その中で私たちは「持続可能なまちづくり」を工夫しながら取り組む必要があります。
地域経済、健康、教育など、多くの課題がありますが、全ての分野においてベースとなるのは「人」であります。若者から高齢者まであらゆる世代が糸魚川に魅力を感じ、誇りに思う。そんなまちづくりを「人と人とのつながり」で実現して参ります。
そのためには、若さ溢れる皆さんの行動力と豊かな感性が大きな原動力になります。ぜひ、ふるさと糸魚川の未来について共に考え、当市の持続的な発展のために共に行動していただくことを願っています。
また、当市では、市内の中学3年生を対象に「キャリアフェスティバル」を毎年開催しており、生徒たちの夢の実現方法や将来の生き方、郷土愛を学ぶ場となっています。市内の3つの高校においては、「高校魅力化コーディネーター」を配置し、生徒たちの可能性を最大限に引き出し、それぞれの進路、就職、夢の実現に進めるような教育環境も整えています。
市としても、今後も若者が活躍できる環境の実現に向けて取り組んでいきますので、ふるさと糸魚川で皆さんが夢に挑戦し、次の世代へと引き継いでいく担い手となることを願っています。