上越・妙高・糸魚川の3市では平均して、1年間に1%の人口が減少しています。また、出生数が死亡者数の半数ほどで推移しており、上越市では年間1,000人以上の人口減少が続いています。それに加え、転入から転出を差し引いた「社会動態」も、2018年の新潟県の調査では上越市が転入数4,278人、転出数4,889人と611人の転出超過、妙高市でも137人の転出超過、糸魚川市では同181人となっています。転出先は東京、神奈川、埼玉の首都圏が中心で、高校卒業後に県外の大学へ進学し、地元へ戻らずに首都圏で就職、定住している若者が多いことが分かります。
そこで上越タイムス社とバーツプロダクションでは、地元での就職率を増やし、より多くの人口定着に貢献するべく、地元の企業や働き方を紹介した冊子「Debut!」を発行し、ポータルサイトも立ち上げました。
冊子「Debut!」は上越地域の全高等学校2年生全員に配布し、各校のキャリア教育に活用いただきます。地域に数多くある優良企業を地元の若者が知るきっかけをつくり、地域発展の担い手としての「人財」確保の一助となるよう、今後もより多くの企業をご紹介していきたいと考えています。